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【例文付き】忘れ物をしたお客様への手紙:安心とおもてなしを伝える書き方

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忘れ物をしたお客様に品物をお返しする際、手紙を添えると「丁寧に対応してもらえた」と安心していただけます。

けれど実際には「どんな言葉を書けばいいのか分からない」「失礼のない文章にしたい」と迷うことも多いですよね。

特に旅館やホテル、店舗やサロン、企業受付などでは、ちょっとした一言が印象を左右します。

本記事では、忘れ物をしたお客様に送る手紙の基本マナーと、シーン別にそのまま使える例文をご紹介します。

フォーマルからやや柔らかめの文章まで揃えていますので、ぜひ自分の職場に合った形でご活用ください。

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忘れ物をしたお客様への手紙の基本マナー

お客様の忘れ物に手紙を添えるのは、「ただ返送する」のではなく「大切にお預かりしました」という安心感を伝えるためです。ほんの一枚の便りですが、印象がぐっと変わります。

手紙は次のような流れで書くと、自然で丁寧にまとまります。

  • まずは挨拶(例:「このたびはご利用いただきありがとうございます」)
  • 忘れ物の件に触れる(例:「お部屋にお忘れ物をお預かりいたしました」)
  • 送付方法や同封品の案内
  • お詫びと気遣い(「ご不便をおかけしました」など)
  • 結びの言葉(「またのご利用をお待ちしております」など)

特に大切なのは「言葉の柔らかさ」です。

たとえば「忘れ物です」と書くよりも「お預かりいたしました」と表現した方が、受け取る側は安心します。

また、「〜してください」という断定形よりも「〜いただけますと幸いです」と添えると、ぐっと柔らかい印象になります。

言葉遣いのコツ

  • NG:「忘れ物です」→ OK:「お預かりいたしました」
  • NG:「〜してください」→ OK:「〜いただけますと幸いです」
  • 断定より婉曲(「かと存じます」「よろしければ」)で柔らかく

書き方で迷いやすいのが品名の扱いです。

財布やスマホなど貴重品は「黒い革の長財布」など具体的に。

化粧品や衣類などプライバシーに関わるものは「お化粧用品一式」と少しぼかして記載すると安心です。

複数ある場合は、同封明細として番号を振って書くと親切ですね。

品名の書き方

  • 貴重品:具体名+状態(例:黒革の財布(長財布)/中身は未確認のまま密封しお送りいたします)
  • プライバシー配慮が必要な品:品目をぼかす(例:化粧用品一式 など)
  • 複数点:箇条書きで番号付け(同封明細として)

封筒や便箋は、シンプルで清潔感のある白やクリーム色がおすすめです。

宛名はフルネーム+様を基本に、宿泊代表者などの場合は「◯◯様(ご宿泊代表者様)」と補足すると分かりやすいでしょう。

差出人は店舗や施設の正式名称と部署を明記して、信頼感を出すことが大切です。

封筒・便箋のポイント

  • 無地・落ち着いた色(白/クリーム)。ロゴ入りでもOK(清潔感重視)
  • 宛名はフルネーム+様、連名の可能性があれば「ご宿泊代表者様」など補足
  • 差出名は店舗正式名称+部署(フロント・受付)+担当者名が望ましい

最後にもう一つ。手紙には「ちょっとした一言」を加えるだけで印象がぐんと良くなります。例えば…

  • 「本日中に発送いたしましたので、早くお手元に届くかと存じます」
  • 「また安心してご利用いただけますよう、スタッフ一同努めてまいります」
  • 「お急ぎの際はお電話ください。できる限り対応させていただきます」

こうした気配りのフレーズを添えることで、「ただの事務的な返送」から「心のこもったおもてなし」へと変わります。

シーン別・忘れ物のお客様に送る手紙の例文

1) 旅館・ホテル編(フォーマル:品よく丁寧)

フルレター版(A4縦・同封明細あり)

拝啓 〇〇の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
先日は当館をご利用いただき、誠にありがとうございました。

このたび、お部屋に「黒の長財布(革製)」のお忘れ物をお預かりいたしました。
大切なお品物と存じますため、本日、宅配便(追跡可)にてお送りいたしました。
到着は〇月〇日頃の見込みでございます。

同封物の明細は下記のとおりでございます。
――――――――――
1)黒の長財布(革製) ×1
※中身は未確認のまま、緩衝材で保護し封緘しております。
――――――――――

このたびはご心配とお手数をおかけし、誠に申し訳ございません。
お受け取り後に万一不備等がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせください。

またのご来館をスタッフ一同、心よりお待ち申し上げております。
まずは取り急ぎご送付のご連絡まで。

敬具
令和〇年〇月〇日
〇〇温泉 △△旅館
フロント 担当:□□
〒000-0000 〇〇県〇〇市〇〇町0-0-0
TEL:00-0000-0000(9:00–20:00)
Mail:info@example.jp

差し替え用パーツ(必要に応じて)

  • 送料表記:
    ・元払い:「送料は当館にて負担のうえ発送いたしました。」
    ・着払い:「恐れ入りますが、送料は着払いにてお願い申し上げます。」
  • 保管案内(発送前・希望確認時):
    「発送方法やお受け取りのご都合を確認したく、〇日までにご連絡をいただけますと幸いです。期日までにご連絡がない場合は、当館規程に基づき着払いでのご送付となります。」

2) 店舗・サロン編(やや柔らかめ:再来店につながる一言を)

フルレター版(A5〜A4・親しみトーン)

〇〇様

先日は〇〇店にご来店いただき、ありがとうございました。
お席(施術スペース)に「シルバーのイヤリング」をお忘れだったため、
本日、レターパックプラスにてお送りしました。明日〜明後日頃の到着予定です。

――同封物――
1)シルバーのイヤリング(片耳) ×1
※緩衝材で包み、箱に入れてお届けします。
―――――――

このたびはお手数をおかけしてしまい、申し訳ございません。
お品物が無事にお手元へ届きましたら安心です。
もし不具合がありましたら、いつでもご連絡くださいね。

またのご来店をスタッフ一同、楽しみにお待ちしております。
季節のケアメニューもご用意しておりますので、よろしければ次回お試しください。

〇〇年〇月〇日
〇〇サロン 担当:□□
TEL:00-0000-0000(10:00–19:00/火曜定休)

短文カード(同封メモ)版

〇〇様
先日はご来店ありがとうございました。
お忘れ物の「イヤリング」をお送りいたします。
お手数をおかけして申し訳ございませんが、ご確認くださいませ。
またのご来店を心よりお待ちしております。 〇〇サロン/□□

差し替え用パーツ

  • 店頭受け取り提案:「お急ぎであれば店頭でお渡しも可能です。お取り置きは〇日まで承ります。」
  • 送料負担:「今回は当店負担にてお送りいたしました。」/「恐れ入りますが、着払いでのご手配となります。」

3) 企業受付・事務所編(ビジネスライク:簡潔&正確)

フルレター版(社用書式)

〇〇株式会社
〇〇部 〇〇〇〇様

平素よりお世話になっております。
△△株式会社 総務部の□□でございます。

〇月〇日(〇)にご来社の際、受付カウンターに
「黒のボールペン(ブランド名)」のお忘れ物がございました。
つきましては本日、宅配便(追跡番号:XXXXXXXXXX)にて発送いたしました。
到着は〇月〇日(〇)予定です。

同封物:
1)黒のボールペン(ブランド名) ×1

このたびはお手数をおかけいたしますが、到着後ご確認のほどお願い申し上げます。
不備等ございましたら、下記までご一報ください。

今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

△△株式会社 総務部
担当:□□
〒000-0000 東京都〇〇区〇〇0-0-0
TEL:00-0000-0000(平日9:00–18:00)
Mail:soumu@example.co.jp

事前確認テンプレ(発送前に先方の意向を確認したいとき)

件名:お忘れ物の発送方法確認のお願い(△△株式会社)

〇〇株式会社 〇〇部 〇〇様
平素よりお世話になっております。△△株式会社の□□です。
本日、貴社ご担当者様のお忘れ物(黒のボールペン)をお預かりしております。
発送方法(宅配便・レターパック等)および送料ご負担の可否について、
ご希望を〇月〇日(〇)までにご教示いただけますでしょうか。
ご連絡がない場合は、当社規程に基づき着払いにて発送いたします。
お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

追記:品名・プライバシー配慮の書き分けサンプル

  • 貴重品(財布・スマホ・鍵):
    「黒革の長財布(中身未確認のまま封緘)」「スマートフォン(機種名不記載/ケース色のみ)」
  • 衣類・化粧品等
    「お化粧用品一式」「薄手のストール(ベージュ)」
  • 複数点は番号付きで同封明細に整理

追記:末尾の一言フレーズ差し替え集

  • 迅速対応を伝える:「本日中の発送手配といたしました。」
  • 安心感を添える:「梱包には十分配慮し、緩衝材で保護のうえお届けいたします。」
  • 再来を促す(店舗):「次回ご利用の際は、ささやかですが〇〇優待をご用意しております。」
  • ビジネスの定型結び:「到着後、恐れ入りますが内容ご確認のほどお願い申し上げます。」

手紙を書くときのワンポイントアドバイス

忘れ物のお客様への手紙は、定型文をそのまま使うよりも、少しの工夫で印象が大きく変わります。ここでは、書くときに意識したいポイントをいくつかご紹介します。

忘れ物の種類によって表現を変える

財布やスマートフォンなど貴重品の場合は、できるだけ丁寧でフォーマルな文体が安心です。

反対に、傘やマフラーなど日常的な小物であれば、柔らかい表現を取り入れても良いでしょう。

相手にとっての「大切さ」を想像して文面を整えることが大切です。

季節の挨拶を添える

「朝夕は肌寒くなってまいりました」「春の陽気が感じられるようになりましたね」など、季節の一言を入れると、事務的な印象が和らぎます。

特に旅館やサロンでは、おもてなしの心を感じてもらえる一工夫です。

今後につなげる言葉を意識する

手紙の最後に「またのご来館をお待ちしております」「次回のご来店を心より楽しみにしております」と加えることで、自然にリピート利用へのきっかけになります。

お客様目線を忘れない

「受け取ったらどんな気持ちになるだろう」と考えて書くのが一番のポイントです。

安心できる言葉、少し嬉しくなる言葉を添えることで、忘れ物という小さなトラブルが、かえってお店や施設への信頼につながることもあります。

まとめ

忘れ物をしたお客様への手紙は、ちょっとした一文で印象が大きく変わります。「失礼のないように」と意識するだけでなく、「安心して受け取っていただけるか」「また来たいと思っていただけるか」を考えることが大切です。

今回ご紹介したように、

  • 旅館やホテルではフォーマルに
  • 店舗やサロンではやや柔らかく
  • 企業受付ではビジネスライクに

と、シーンごとに調整すれば安心です。

そして最後に添える「またのご来店をお待ちしております」「今後ともよろしくお願いいたします」といった一言は、お客様との関係を未来につなぐ大切な橋渡しになります。

この記事の例文を参考にしながら、自分の職場やお客様に合わせて文面をアレンジしてみてください。忘れ物対応は単なる業務ではなく、信頼やおもてなしを伝えるチャンスになるはずです。

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