2026年の七草粥は、1月7日(水)に食べます。
七草粥は、「春の七草」7種類を入れたおかゆで、無病息災を願う行事食です。
正月のごちそう続きで疲れた胃腸を、やさしく休ませる意味もあるとされます。
この記事では
- 「いつ食べる?」
- 「七草って何?」
- 「材料は?」
- 「なぜ食べるの?」
をまとめて、最後に“ちょっと楽しい”由来(若菜摘み&百人一首)までご紹介します。
せっかちな人用(ここだけ読めばOK)
- 七草粥は、毎年1月7日(人日の節句)に食べる行事食です。
2026年は1月7日(水)です。 - 入れるのは「春の七草」7種類。
セリ/ナズナ/ゴギョウ/ハコベラ/ホトケノザ/スズナ/スズシロ - 意味は主に2つ。無病息災を願うことと、お正月で疲れた胃腸をいたわること。
- 由来は、中国の「人日(1/7)に七種の菜を食べる」風習と、日本の「若菜摘み」が結びついた流れで語られます。
- 百人一首15番の「若菜」は、春先の食用の野草(セリやナズナなど)の呼び名と説明されることがあり、七草文化の空気感がそのまま詠まれています。
2026年はいつ?まずここだけ押さえよう(一覧)
結論:2026年は1月7日(水)=人日の節句。
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 2026年はいつ食べる? | 1月7日(水) |
| いつ食べるのが一般的? | 朝(でも昼・夜でもOKとされます) |
| 何の行事? | 人日の節句(五節句のひとつ) |
| 何を食べる? | 春の七草入りのおかゆ(七草粥) |
次は、春の七草7種類を「別名つき」でスッキリ確認していきます。
春の七草7種(別名つきでスッキリ)

七草粥に入れるのは「春の七草」。基本の7種類は、この顔ぶれです。
スーパーの「七草セット」も、だいたいこの7種に合わせてあります。
春の七草(7種類)
- セリ(芹):香りがしっかり。七草粥の“春っぽさ”担当。
- ナズナ(薺):別名「ぺんぺん草」。身近な野草として知られます。
- ゴギョウ(御形):別名ハハコグサ。
- ハコベラ(繁縷):別名ハコベ。
- ホトケノザ(仏座):七草ではコオニタビラコ(タビラコ)として説明されます。
- スズナ(菘):これはカブのこと。
- スズシロ(蘿蔔):これはダイコンのこと。
ここだけ注意!「ホトケノザ」は混同しやすい
七草の「ホトケノザ」は、道端で紫の花が咲くシソ科のホトケノザとは別物として説明されることが多いです。
七草では「コオニタビラコ(タビラコ)」のことを指します。
次は、買い物で迷わないように「材料はこれだけ!」を超シンプルにまとめます。
材料(基本はこれだけ!買い物も迷わない)
七草粥の材料は、じつはとってもシンプルです。
「七草セット+お米(またはごはん)」があれば、ほぼ勝ちです。
基本の材料
- 米(または炊いたごはん)
- 水
- 塩(少々)
- 春の七草(七草セットでOK)
あると便利(好みで)
- 白ごま/黒ごま(仕上げに少し)
- だし(やさしい味にしたい人向け。地域や家庭でいろいろ)
七草の“入れるタイミング”だけ先にコツ(失敗しにくい)
七草は香りと色が命なので、最後のほうに入れてサッと火を通すのが定番です。
(例:炊き上がりの数分前に混ぜる、火を弱めて軽く煮る、など)
次は、作り方(超シンプル版)を、失敗しにくいコツだけに絞ってまとめます。
作り方(超シンプル版!失敗しにくいコツだけ)

七草粥は、「おかゆを作る → 最後に七草」が基本です。とくに七草は、入れるのが早すぎると色と香りが飛びやすいので、ラストに入れるのがコツです。
① ごはんから作る(いちばん手軽)
- 鍋にごはん+水を入れて火にかける(目安:水はごはんの約3倍)。
- ふつふつしたら弱火で煮て、おかゆ状にする。
- 七草は洗って水気を切り、細かく刻む。
- 仕上げに七草を加えて軽く火を通したら、塩で味を整えて完成。
② 米から作る(ちゃんと炊く派)
米と水でおかゆを炊き、炊き上がりの少し前に七草を入れる作り方が紹介されています(例:炊き上がる5分前に七草を混ぜる)。
仕上がりが良くなる“小さなコツ”
- 七草は後入れ:色と香りが残りやすい。
- 刻みは細かめ:口当たりがやさしくなります。
- 七草がそろわないときは、大根の葉・かぶの葉・三つ葉などで代用できる例もあります。
次は、「なぜ1月7日に食べるの?どんな意味?」を短く分かりやすくまとめます。
七草粥の意味(なぜ1月7日に食べるの?)
七草粥って、「なんとなく体に良さそう」で終わりがちですよね。でも実は、意味はわりとハッキリしています。
意味①:無病息災(1年元気でいられますように)
七草粥は、人日の節句(1月7日)に食べる行事食で、昔から邪気を払い、健康を願うものだと説明されています。
意味②:お正月で疲れた胃腸を休める
現代では特に、七草粥は「行事」だけでなく、お正月料理のあとにおかゆで胃腸を休めるという意味で親しまれている、と紹介されています。
じゃあ、なぜ「1月7日」なの?
1月7日は「人日(じんじつ)」と呼ばれる日で、七草粥はそこから別名「七草の節句」とも言われます。
つまり、“この日に食べる”こと自体が行事のポイントなんですね。
次は、七草粥がどうやって広まったのかを「中国の風習」と「日本の若菜摘み」の合体で、わかりやすくたどります。
由来・歴史(中国×日本が“合体”して七草粥に)
七草粥のルーツは、ざっくり言うと「中国の人日(1月7日)」+「日本の若菜摘み」。
この2つが、意味も形も似ていたので、だんだん混ざって今の七草粥になった…という流れで説明されることが多いです。
① 中国:1月7日「人日」に、七種の菜を食べて健康を願う
中国では、正月7日を「人日」として大切にし、七種の菜で羹(あつもの=汁物)を作る風習があった、と『荊楚歳時記』を根拠に紹介されています。
ここが「七草(七種)」の発想の源になった、と説明されます。
② 日本:古くから「若菜摘み」(新春に若菜を摘んで食べる)
日本にも、年の初めに雪の間から芽を出した若菜を摘む(若菜摘み)風習があり、若菜の生命力にあやかって健康を願う意味があった、と整理されています。
平安期の宮中行事としての「若菜摘み」は『枕草子』にも触れられる、という解説もあります。
③ どうやって「七草粥」になった?(ここが面白い)
解説では、もともと中国風の「七草羹(汁物)」と、日本側の「七種粥(穀物中心のお粥)」がしばらく並行していて、混同や変化の中で、現在のような「若菜(草)を入れる粥」へ形が整っていった、と説明されています。
今のスタイルになったのは室町時代ごろとされることもあります。
つまり、「七草」は最初から固定メンバーだったというより、“若菜文化”が広がる中で七種が定着していったイメージです。
次は、この“若菜摘み”の空気感がそのまま詠まれている百人一首15番を出して、七草粥が一気に身近に感じられるようにします。
百人一首に出てくる「若菜」って、七草と関係あるの?

ここで一気に身近になるのが、百人一首15番(光孝天皇)のこの歌です。
君がため 春の野に出でて 若菜つむ
わが衣手に 雪はふりつつ
「若菜」は“特定の植物名”じゃない
「若菜」は、これ!と決まった1種類の草の名前ではなく、春先に出てくる食用(または薬用)の若い草を広く指す言葉として説明されます。
だからこそ、のちに定番化した春の七草(セリ・ナズナ…など)とイメージがきれいに重なるんです。
「君がため」=健康を願う、やさしい贈り物のニュアンス
この歌は『古今和歌集』にも入り、「(光孝天皇が)皇子のときに、人に若菜を贈った歌」という趣旨が紹介されます。
若菜摘み自体が、邪気払い・長寿祈願の意味を持つ行事として語られるので、「君のために若菜を摘む」=相手の無事を願う行為という空気が、七草粥の“願い”と同じ方向なんですね。
雪が降ってるのに「春の野」…この季節感が、七草っぽい
歌の情景は「春の野」なのに「雪」。
冬と春の境目で、雪の間から芽を出す若菜を摘む感じが、七草粥のイメージとぴったりです。
早春のひんやりした空気まで伝わってきて、ちょっとキュンとします。
次はラスト!
「よくある質問(朝じゃないとダメ?七草がないときは?)」です。
よくある質問でモヤモヤ解消
よくある質問(検索で多いところ)
Q1:七草粥って、朝じゃないとダメ?
A:伝統的には朝が多いですが、行事のポイントは「1月7日に食べる」こと。生活に合わせて昼・夜でも大丈夫です。
Q2:七草が全部そろわない…どうする?
A:スーパーの七草セットが手軽です。売り切れなら、家にある青菜(大根葉・かぶ葉など)で“青菜がゆ”にして、胃腸を休める目的だけでも十分「七草粥の気分」になります。
Q3:「ホトケノザ」って紫の花のやつ?
A:七草の「ホトケノザ」は、解説ではコオニタビラコ(タビラコ)として説明されるのが一般的で、道端の紫花(シソ科のホトケノザ)とは別扱いで語られます。


