「カベーニ(KABENI)」は、超小型で持ち運びが便利なワイヤレスプロジェクターとして人気があります。
本記事では、カベーニシリーズプロジェクター(カベーニ・カベーニPRO・カベーニPRO2)の画質や音質、ミラーリング機能、ゲームや動画視聴の対応状況、そしてスペックの詳細について解説します。
初代カベーニ | カベーニPRO | カベーニPRO2 | |
価格 | 39,800円 | 49,800円 | 79,800円 |
解像度 | 854×480 (フルワイドVGA) |
854×480 (フルワイドVGA) |
1920×1080 (フルHD) |
明るさ | 1000ルーメン | 4000ルーメン | 4000ルーメン |
投影サイズ | 6~130インチ | 5~300インチ | 5~300インチ |
スピーカー出力 | 1W(モノラル) | 3W(モノラル) | 2W×2(ステレオ) |
重量 | 220g | 465g | 500g |
メモリ容量 | 1GB | 2GB | 3GB |
バッテリー稼働時間 | 約2時間 | 1.5時間 | 約2時間 |
主な改良点 | 基本機能を備えた小型プロジェクター。 暗い環境での使用に最適。 |
明るさと音質が向上し、大画面投影が可能。明るい部屋でも使用可能。 | フルHD対応、高輝度、ステレオスピーカー搭載で高品質な映像体験を実現。 |
短所 | 解像度が低く、大画面投影で粗さを感じる。音量が物足りない。 | 解像度が変更なし。重量増加。バッテリー稼働時間が短縮。 | 重量が増加し、価格が高い。エントリーユーザーには敷居が高い。 |
初代カベーニ | カベーニPRO | カベーニPRO2 |
カベーニシリーズプロジェクターの画質と解像度について
初代カベーニ
- 解像度: 854×480ピクセル(フルワイドVGA)
- 画質の特徴:
- HD(1280×720)やフルHD(1920×1080)と比較すると解像度が低いため、大画面投影時には映像の粗さを感じることがあります。
- 特に、パソコンの画面や細かい文字を投影する際には、文字が読みづらくなる場合があります。
- 明るさは1000ルーメンです。暗い部屋で100インチ程度の投影であれば、十分に綺麗な映像を楽しむことができます。
夜間の暗い部屋で動画を楽しんだり、お子様の寝かしつけに動画を投影する場合、1,000ルーメンのカベーニでも問題なく使用できます。
しかし、明るい部屋での使用を主に考えている場合、4,000ルーメンのカベーニPROやカベーニPRO2の方が適していると言えます。
カベーニPRO
- 解像度: 854×480ピクセル(フルワイドVGA)
- 画質の特徴:
- 初代カベーニと同様の解像度であり、HDやフルHDと比較すると劣ります。
- 明るさが向上(4000ルーメン)しているため、明るい部屋でも鮮明な映像を投影できますが、解像度自体は変わらないため、細部の表現には限界があります。
カベーニPRO2
- 解像度: 1920×1080ピクセル(フルHD)
- 画質の特徴:
- フルHD対応により、高精細で滑らかな映像を投影可能です。
- Blu-rayと同等の画質を提供し、映画や高品質な動画の視聴に適しています。
- 明るさも4000ルーメンと向上しており、明るい環境でも鮮明な映像を楽しめます。
カベーニシリーズプロジェクターの投影サイズと投影画面までの距離
カベーニ・カベーニPRO・カベーニPRO2 は「6畳サイズの部屋で100インチ投影が可能」です。
最大投影サイズは、
となっています。
初代カベーニ
画像出典:楽天市場(カベーニ)
カベーニPRO
画像出典元:楽天市場(カベーニPRO)
カベーニPRO2
画像出典元:楽天市場(カベーニPRO2)
カベーニシリーズプロジェクターの音質と音量
初代カベーニ
- スピーカー出力: 1W(モノラル)
- 音質・音量の特徴:
- 内蔵スピーカーの出力が1Wと小さいため、音量や音質に物足りなさを感じる場合があります。
- 特に広い部屋や環境音がある場所では、内蔵スピーカーのみでは十分な音量を確保できないことがあります。
カベーニPRO
- スピーカー出力: 3W(モノラル)
- 音質・音量の特徴:
- 初代カベーニと比較してスピーカー出力が向上し、音量は増加しています。
- しかし、音質に関しては中高音のクリアさや低音の迫力に欠けるとの指摘があります。
カベーニPRO2
- スピーカー出力: 1W×2(ステレオ)
- 音質・音量の特徴:
- ステレオスピーカーを搭載し、音の広がりや臨場感が向上しています。
- しかし、映画鑑賞など音質を重視するシーンでは、内蔵スピーカーの音質に限界を感じる場合があります。
外部スピーカーの活用
内蔵スピーカーの音質や音量に満足できない場合、外部スピーカーの使用が推奨されています。
- Bluetooth接続:カベーニシリーズはBluetooth 5.0に対応しており、ワイヤレスで外部スピーカーやイヤホンと接続可能です。
- 有線接続: 付属のAUXケーブルを使用して、有線で外部スピーカーと接続することもできます。
これにより、音質や音量を向上させ、より快適な視聴環境を整えることができます。
カベーニの音質と音量:まとめ
特に映画鑑賞や音楽再生時には、外部スピーカーを使用することで、より豊かな音響体験を得られます。
以下に、カベーニシリーズと相性の良い外部スピーカーの例をいくつかご紹介します。
Anker Soundcore 2
コンパクトながら24時間再生可能なバッテリーを搭載し、IPX7の防水性能も備えた高音質Bluetoothスピーカーです。
JBL Flip 5
パワフルなサウンドと最大12時間の連続再生が可能な、防水仕様のポータブルBluetoothスピーカーです。
Bose SoundLink Micro
小型ながら深みのある音質を提供し、防水性能と耐久性を兼ね備えたポータブルBluetoothスピーカーです。
Sony SRS-XB12
重低音が特徴のEXTRA BASS機能を搭載し、防水・防塵性能を持つコンパクトなBluetoothスピーカーです。
Ultimate Ears WONDERBOOM 2
360度サウンドとIP67の防水・防塵性能を備え、アウトドアでも活躍するポータブルBluetoothスピーカーです
これらのスピーカーは、カベーニシリーズと組み合わせることで、より充実した音響を提供します。
使用シーンや好みに合わせて選択してみてください。
カベーニシリーズプロジェクターのミラーリングについて
カベーニシリーズのプロジェクターは、スマートフォンやパソコンの画面をワイヤレスで投影する「ミラーリング」機能を備えており、写真や動画、プレゼンテーション資料などを大画面で共有する際に非常に便利です。(初代・PRO・PRO2すべてOK)
ミラーリングの方法
1. Wi-Fi接続の確認
- カベーニ本体とミラーリングしたいデバイス(スマートフォンやパソコン)を同じWi-Fiネットワークに接続してください。
2. ミラーリングアプリの使用
- カベーニには「Eshare」というミラーリングアプリが搭載されています。
- スマートフォンやパソコンにも「Eshare」アプリをインストールし、起動してください。
3. デバイスの接続
- アプリ内でカベーニ本体を選択し、接続を確立します。
- 接続が成功すると、デバイスの画面がカベーニに投影されます。
具体的な手順や設定については、以下の動画が参考になります。
対応デバイス
- スマートフォン: iOSおよびAndroidデバイスに対応しています。
- パソコン: WindowsおよびMacに対応しています。
ただし、一部のデバイスやOSバージョンによっては、ミラーリング機能が制限される場合があります。
ミラーリングの注意点
- 著作権保護: NetflixやAmazonプライム・ビデオなどの一部のストリーミングサービスは、著作権保護のためミラーリングが制限されている場合があります。
- ネットワーク環境: 安定したWi-Fi接続が必要です。ネットワークの不安定さは、映像の遅延や途切れの原因となります。
- 解像度と遅延: ミラーリング時には、元のデバイスの解像度や処理能力、ネットワーク状況により、映像の品質や遅延が発生することがあります。
カベーニシリーズプロジェクターでのamazonプライムや地上波の視聴
カベーニシリーズプロジェクターでAmazonプライム・ビデオや地上波テレビを快適に視聴することができます。(初代・PRO・PRO2すべてOK)
Amazonプライム・ビデオの視聴方法
1. カベーニPRO内蔵アプリの利用
カベーニPROには、YouTube、Netflix、プライムビデオなどの動画アプリが内蔵されています。Wi-Fi環境がなくても、スマートフォンのテザリング機能を使用して、これらのアプリで動画を視聴することが可能です。
2. 外部デバイスの接続
Amazonプライム・ビデオは、著作権保護のため、スマートフォンやタブレットからのミラーリングでは再生できない場合があります。
この場合、Fire TV StickやChromecastなどのストリーミングデバイスをカベーニのHDMIポートに接続し、直接プライム・ビデオを視聴する方法があります。
ミラーリングでは、プライムビデオなどの有料ストリーミングサービスが再生できません。これは、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection)という著作権保護技術の存在です。この技術は、不正なコピーや配布を防ぐために、HDMIなどのデジタル接続で保護されたコンテンツの出力制限を行うものです。
地上波テレビの視聴方法
1. テレビチューナーの利用
地上波テレビを視聴するためには、テレビチューナーをカベーニに接続する方法があります。テレビチューナーをHDMIケーブルでカベーニに接続し、アンテナケーブルをチューナーに接続することで、地上波放送を投影できます。
2. ブルーレイレコーダーの利用
テレビチューナー内蔵のブルーレイレコーダーを使用する方法もあります。ブルーレイレコーダーをHDMIケーブルでカベーニに接続し、アンテナケーブルをレコーダーに接続することで、地上波放送の視聴が可能です。
カベーニシリーズプロジェクターとゲーム機の接続について
カベーニシリーズのプロジェクターは、Nintendo SwitchやPlayStation、Xboxなどのゲーム機と接続して大画面で楽しむことができます。(初代・PRO・PRO2すべてOK)
- Switchやカジュアルゲームに適したモデル
- 初代カベーニ、カベーニPROは手頃な価格で楽しめます。
- 高解像度のゲームを楽しむ場合
- カベーニPRO2が最適。フルHD対応で、映画やゲームの映像美を堪能できます。
- おすすめの接続方法
- 全てのゲーム機でHDMIケーブルによる有線接続を推奨。
- 外部スピーカーを活用すれば、音響面の不足も補えます
接続の手順は以下の動画が参考になります↓
ゲーム機の接続について、いくつかのポイントを理解ご紹介します。
対応機器と接続方法
- Nintendo Switch
- HDMIケーブルを使用してSwitchドックとカベーニを接続。
- 無線接続には非対応ですが、有線接続ではスムーズにゲームプレイが可能。
- PlayStation(PS4、PS5)
- HDMIケーブルでPlayStation本体とカベーニを接続。
- 高解像度ゲームでは、フルHD対応のカベーニPRO2がおすすめ。
- Xboxシリーズ
- HDMI接続で簡単に投影可能。
- Xbox OneやXbox Series X/Sとも互換性があります。
- レトロゲーム機
- HDMI端子がない古いゲーム機は、AV端子からHDMIへの変換アダプターを使用すれば接続可能。
- PCゲーム
- HDMIケーブルまたはUSB-C to HDMI変換アダプターを使用。
- ゲームモードを活用すれば、スムーズなプレイが可能。
ゲームプレイ中の注意点
- 遅延(ラグ)
- HDMIケーブルでの有線接続により、遅延は最小限(30~50ms程度)に抑えられています。
- FPSや格闘ゲームなどの高速アクションゲームでは、遅延がわずかに気になる場合があります。
- 音声出力
- HDMI接続を行う場合、カベーニプロジェクター本体では音量調整ができない仕様になっています。
- 音量調整を行うためには、以下の方法を使用します:
-
- 方法1: つないでいるゲーム機と外部スピーカーを直接Bluetooth接続する。
- 方法2: 付属のオーディオケーブルでカベーニと外部スピーカーを接続し、スピーカー側で音量を調整する。※以下の動画が参考になります↓
-
- 投影サイズ
- カベーニPRO2では180インチまでの投影が可能。大画面でゲームの迫力を楽しめます。
- 解像度の違い
- 初代カベーニやカベーニPROは854×480(フルワイドVGA)のため、大画面投影時に画質の粗さを感じる場合があります。
- フルHD(1920×1080)対応のカベーニPRO2を選ぶことで、高精細な映像を楽しめます。
カベーニシリーズプロジェクターは使い方が簡単
カベーニは設定方法や操作が簡単です。直観的に操作できる点も人気です。
カベーニシリーズのプロジェクターは、ユーザーフレンドリーな設計と直感的な操作性で、多くのユーザーから高い評価を受けています。以下に、その使いやすさの特徴を詳しく説明します。
直感的な操作
- スマートフォンと同様のタッチ操作やリモコン操作が可能で、初めてのユーザーでも迷わず使用できます。
- 付属のリモコンにはマウスポインター機能が搭載されており、画面上の選択や操作がスムーズに行えます。
動画マニュアルがある!
公式のYouTubeチャンネルでは、操作方法や活用術を動画で解説しており、視覚的に学ぶことができます。
まとめ
カベーニシリーズプロジェクターは初心者から上級者まで、幅広いユーザーにとって使いやすいデバイスとなっています。
カベーニシリーズプロジェクターは、「誰でも簡単に、どこでも使える」ことをコンセプトに設計された、多機能かつ利便性の高いデバイスです。家庭用やビジネス用、アウトドア用として幅広く利用できます。
圧倒的な携帯性
- 初代カベーニ: 220gと非常に軽量で、手のひらサイズ。
- カベーニPRO: 465gと軽量ながら、性能を大幅に向上。
- カベーニPRO2: 500gとわずかに重量が増えましたが、フルHD対応や高輝度を備えたハイエンドモデル。
- バッグに収まるサイズ感で、アウトドアや出張、家庭内の移動でも手軽に持ち運べます。
シンプルな操作性
- 内蔵アプリや直感的なリモコン操作により、初心者でもすぐに使いこなせる設計。
- スマートフォンライクなインターフェースで、ミラーリングや外部デバイスとの接続もスムーズ。
多用途な活用シーン
- 家庭内: 映画鑑賞、ゲームプレイ、家族写真やビデオのシェア。
- ビジネス: プレゼンテーションや会議での資料投影。
- アウトドア: キャンプやパーティーでの映像共有。
- 教育現場: 授業での教材投影やオンライン教育の補助ツールとして。
モデルごとの特徴
- 初代カベーニ: 手頃な価格で、基本性能を備えたエントリーモデル。
- カベーニPRO: 明るさと音質を向上させ、大画面での映像体験に最適。
- カベーニPRO2: フルHD対応と高輝度で、映画やゲームなど高画質を求めるユーザーに最適。
現代のニーズに応える機能性
- 内蔵アプリ: YouTubeやNetflix、Amazonプライム・ビデオなど、主要な動画サービスを簡単に利用可能。
- 多彩な接続オプション: HDMIやBluetooth、Wi-Fiなど、多様なデバイスとの互換性を提供。
- 音響の拡張性: 内蔵スピーカーに加え、Bluetoothや有線スピーカーで音質を強化可能。
高いコストパフォーマンス
- 他の高性能プロジェクターと比較してリーズナブルな価格設定。
- 超小型設計と多機能性の両立により、価格以上の満足度を提供。
カベーニで簡単に快適に大画面を楽しみましょう。